知らないと損する「夫に”自然と”家事をさせる方法」

メルマガ8号より・一部加筆)

「夫に家事を手伝ってもらう」…これは、働くお母さんの永遠のテーマかもしれません。ごく一部の夫はすいすいやってくれるようですが、私はまだそういう人に、実際出会ったことはありません…。

何年か共同生活を送るうちに、いつのまにか「自分ばっかり」「損してる」っていう気持ちになっていませんか?

そんなもやもやを解消し、もっと夫に家事分担をしてもらおう、というヒントをご紹介します。


★1 要注意! これは禁句だ(笑)

 「私だって仕事して、疲れてる」「ちょっとくらいやってよ」…言いたくなるのは、とっても分かります。でも、はじめから喧嘩腰で押し付けるのはタブーです。

 仮にやってくれたとしても、

  • その場だけ、不機嫌な夫に手伝ってもらう
  • 次回、ますます頼みにくい
  • 頼まれた方も家事が余計イヤになる

…と悪循環に入ってしまいます。家の中も、間違いなくいやな雰囲気に。

頼むときはぐっとこらえて、やさしく、下手(したて)に。長〜い目でみると、それが”自然と”手伝ってくれることにつながります。


★2 じわじわと、家事をさせるためのステップを踏む

先日読んだ「いい妻リセット宣言」という本より引用します。この本は、団塊の世代の妻たちが、退職して家でごろごろする夫に「家事をさせるコツ」を紹介しています。働くママたちにも、かなり応用できますよ!

この本では、3つの段階を踏んで、夫に家事に参加してもらうことを提案しています。
その「3つの段階」とは…

 1:導入期:まず、家事に(気楽に)参加してもらう
 2:実践期:一緒に(またはひとりで)やって覚えてもらう
 3:定着期:ひとりでも・自主的に出来るように


なるほど、いきなり難易度の高いことを頼むのではなく、じわじわと攻めていく(笑)、さすがです!

各段階について詳しく説明しますね。

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 1)導入期:まず、家事に(気楽に)参加してもらう

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この時期は家事をやる・やらないなどの二者択一をせまらないこと。気づかせないように、小さなことを手伝ってもらう環境を作ります。

  例:雨が降ってきたら「洗濯物を取り込んで!!」。
  例:たばこを買うついでに「卵買ってきて」。
  例:買い物から帰ってきたときに「あ〜暑かった。麦茶をくれる?」。

「ついでに」「とっさに」頼まれると断りにくいもの。そして、感謝の気持ちを伝えましょう。

こんなの子供のお手伝いレベルでしょ! という方は次の「実践期」へ…。

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 2)実践期:一緒に(またはひとりで)やって覚えてもらう

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 さていよいよ、実践期です。
 この時期は、失敗には目をつぶることが大事。自信を失わせないように。実践期には、こんな家事が向いています。

 ・失敗しにくい家事

  食器洗い・煮込み料理(カレーなど)

 ・やりがいのある家事(効果が分かりやすいので達成感が味わえる!)

  窓拭き・電球を取り替える

料理は一緒に台所に立ってやるといいですよね。少しずつ、家事のコツを覚えてもらうためにも。
イライラしないで、のんびり構えましょう。

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 3)定着期:ひとりでも・自主的に出来るように

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さて、「家事をする」ことが当たり前になってきたら、いよいよ定着期。この段階にくれば、担当を決めたり、分担を話し合うことができるようになっています。それぞれ、得意・不得意があるはずですから、うまく分担しましょう。

そして、一度担当を決めたら「口出ししない」。これ、大事です。
せっかくここまでこぎつけたのですから、細かいことで振り出しに戻るなんてもったいないですよね。

これら方法は、もちろん子どもにも同じように応用できると思います。

みんなで家事をすれば、ママもにこにこ、家もきれいで素晴らしいですよね!ちなみに我が家では、洗濯がパパの分担です。干す、たたむ、しまうところまで、すべておまかせ♪ 毎日天気予報とにらめっこしています。

■ 参考書

いい妻、リセット宣言

いい妻、リセット宣言